5月に読んだ本。わたしがいなかった街で、日常 Vol.1、中国茶&台湾茶 遙かなる銘茶の旅

5月に読んだ本は3冊。 5月はなぜか中国語学習にはまっていてあまり本を読まなかった。

わたしがいなかった街で

↓こんなことを呟いたらバーニングさんにおすすめしてもらいました。ありがとうございます!

なかなか難しい小説だった。主に砂羽という人物の視点で話が進む。砂羽は夫と離婚後、引っ越しをして、どこか定まらず、足の置き場が見つからないような暮らしをしている。契約社員として働いていて、職場での人との交流はぎこちない。家では戦争や紛争を撮ったドキュメンタリーばかり見ている。

そんな砂羽は、「もし過去が違えば、わたしはここにいなかったかもしれない」とか、「なぜわたしは彼らではないんだろう」といつもぐるぐる考えを巡らせている。
この本が面白いのは、文章が砂羽の思考をなぞるようにぐるぐる、だらだらしているところ。読むのが大変なんだけど、同時に面白くもあった。

物語の途中から、葛井夏という人物の視点が入ってくる。夏と、砂羽の世界とのかかわり方は対のように描かれているような気がした。 この、世界とのかかわり方の違いが心に残っている。また、読み終わってからもふとした時に思い出される。

砂羽は、人と自分との境界があいまいな人物として描かれていると思う。
前述のように、ドキュメンタリーのカメラに映る人物を見て「なぜわたしは彼らではないのか」と感じるし、友人のなかちゃん(行動力とコミュ力の鬼のような人物)がわたしの代わりに色々なものを見てきてくれるから、その話を聞くだけで楽しい、というようなことを言っている。
また、砂羽は今よりも過去を生きているような印象を受ける。
海野十三『敗戦日記』で描かれている土地を歩いたり、原爆が投下される少し前まで広島にいた祖父母から砂羽への血のつながりについて考えたり。ドキュメンタリーのカメラが捉えているのも過去のことだし、なかちゃんが話してくれるのだって過去に起きた出来事だ(まぁ、なかちゃんは今そこにいる人物なのだが)。

夏の視点では人と自分との境界がはっきり描かれる。「わたしは彼らではない」「彼らと同じように感じることはできない」と明確に感じる出来事も起こる。
しかし、人と自分とは違うというところから人を突き放すわけではなく、「わからないから聞く」というスタンスを取るようになる(砂羽の友人であるなかちゃんの行動の影響を、長年友人である砂羽ではなくたまたま会った夏が受けるのがまた面白い)。
今ここにいる人に聞いてみる、という意味では、過去と現在という意味でも砂羽とは異なって描かれているかもしれない。

私は夏に共感するし、夏のパートの方が気持ちよく読めたものの、やってることはわりと砂羽に近いよなと思いながら読んでいた。ドキュメンタリーや紀行文などが好きで、砂羽と同様に人の体験を借りて物事を感じたり楽しんだりしている。Twitterで人が書いた経験を読んで一緒に怒ったり楽しんだりすることも多い。今ここにいる人と話したり、何かを聞いたりすることは苦手だし、そういった行動を取ろうとはあまり思わない。
この作品はそうした捉え方や行動、感じ方に価値判断を下すような作品ではないし、砂羽と夏の描き方もざっくり捉えたら対になっていると感じたけれども、そう単純でもない。
だからこそ、読み終わった後にも心に残って、自分が何かを見たり感じたりするたびに思い出されるし、思い出して色々考えてしまう。

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日常 Vol.1

SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSで購入。
この本屋さんは最近たまたま見つけたんだけど、本の並びがすごく好みで、見ていてワクワクする。趣味の本、思索を深められそうな本、美しい本、社会の問題を捉えた本、色々あって読みたい本が増える。
そんなに間をあけずに2度訪れたけど、結構棚の並びが変わっていた印象(タイミングもあるかも)。行くたびに発見がありそうなお店。

この本は色味とタイトルが良いなと思って手に取った。手触りや本文の雰囲気、写真もいい。

日本まちやど協会というところが発行していて、テーマはずばり「まちやど」。
まちやどとは、「まちの日常を最大のコンテンツとすることで、地域固有の宿泊体験を提供」するものらしい。その地域の人々とその暮らしを、旅行者につなげてくれるもの。

「まちの日常」っていうのはまさに、私が旅に求めているけれども、旅で得るのが難しいと感じている体験だった。旅先で、「この街の人々はどんな暮らしをしているんだろう?」と思うことが多く、それを垣間見ることができるととても嬉しく感じるけれど、そうした経験ができることは極々まれだ。その土地に住む人々との交流となるとさらに難しい。こういうことが得意な人にとっては難しくないのかもしれないけど…(『わたしがいなかった街で』のなかちゃんみたいな人とか)。
紹介されている宿にぜひ行ってみたいと思う。幸い、今年の5月に出たばかりなので情報はとても新鮮。

まちやどを紹介する本としてだけでなく、自分が住む地域のコミュニティや人とのつながりについて考えるための本としても良いと思った。
こんな風に地域の人と関わってみたいなと感じられた(ちなみにこの本を読んでちょっとしてから、地域のコミュニティカフェみたいなところに行ってみた!探せば意外とあるみたい)。

日常、地域のコミュニティ、土地の特色など、まちやどに関わる要素に惹かれる部分が多いので、次号も楽しみ!(年刊誌が予定されているそうなので、残念ながら読めるのはちょっと先) manapub.stores.jp

中国茶台湾茶 遙かなる銘茶の旅

中国、台湾に何度も足を運び、現地で製茶や茶文化、歴史などを学んでいる著者によるエッセイ本。
先月読んだ『中国手仕事紀行』でも一部の村で製茶の現場や古茶樹を訪ねていたけれど、この本は一冊丸っとお茶の旅(先月読んだ本についてはここ→4月に読んだ本。1984年に生まれて、中国手仕事紀行、英語独習法、一九八四年〔新訳版〕 - 日常が7で非日常が3くらい)。

著者が訪れるのは電気も通っていない山の中の村だったり、自然に囲まれた土地。ということで、描かれているのはなかなかワイルドな旅で面白い。滞在先で食べた料理の話や、茶師や友人との交流についても色々書いてあって、お茶以外の要素でも楽しめる。

茶については、製茶や歴史について様々な文献を挙げながらの解説に加えて、どんな人たちが、どんな環境でどんな風にお茶を作っているのかが詳しく書いてある。
この本を読んで、日本で良質な中国茶台湾茶が飲めるというのは本当に幸せなことだと改めて感じた。人の手で行われる製茶はとても過酷で難しく、茶を取り巻く環境というのも常に変わり続けている。社会もそうだし、気候だって変わっている。そんな状況の中で、お茶を生産している人がいて、その人とお茶を通して繋がれるというのはとてもありがたいことなんだと思った。お茶を丁寧に味わって飲みたいと改めて感じた。

中国・台湾の紀行エッセイとしても、中国茶台湾茶入門としても楽しめる一冊。 honto.jp


5月は『わたしがいなかった街で』を読んだのが大きかった。
なかなか自分にスムーズに入ってくる文章でも物語でもなかったけれど、だからこそ色々考えたし、自分の中に残っている。

先月読みたいと書いた『心と脳――認知科学入門』を5月半ばから読み始めた。6月も引き続き楽しく本を読み続けたい。

4月に読んだ本。1984年に生まれて、中国手仕事紀行、英語独習法、一九八四年〔新訳版〕

4月に読んだ本は4冊。 読んだ本がどれも面白くて、いい1か月だった。

1984年に生まれて

バーニングさんのブログをきっかけに読んだ本。いい本を読むことができました。感謝です。 burningsan.medium.com

1984年生まれの軽雲という女性を主人公として、1984年生まれの郝景芳が描く、自らの経験とフィクションとを織り交ぜた「自伝体」小説。

20代で今後の進路を模索する軽雲のパートでは2000年代の中国が、そして軽雲が生まれる前後、同じように今後の人生について悩む父・沈智のパートでは1984年の中国が描かれる。文化大革命が終わった後、資本主義的な空気が流れ込んできてもいるけれど規制もある沈智の時代と、国外への道が開かれて、国外に出る者もいれば国の発展を強く信じて国内で成功を目指す者もいる軽雲の時代。
どちらの時代についてもほとんど知識やイメージを持っていなかったけれど、軽雲・沈智の周囲の人々とのやり取りや、描かれる風景を通して、時代の空気を感じることができた。知識がなくてもスムーズに物語に入っていけたのは、著者の小説のうまさと、翻訳のうまさと、適切な訳注のおかげだと思う。

沈智と軽雲の「自分はこのままでいいのだろうか?」「自分は何をなすべきか?」という、生き方の不安や葛藤に共感しながら読み進めたが、だんだんと軽雲のパートでは個人の不安や葛藤ではなく、国・社会に対する不安や疑念が描かれていくようになる。
SF的な要素を除いて読んでも、個人として共感できる物語だし、SF的な要素を考慮すると、社会派な、批判的なSFであるようにも読めてくる。

エンディングはかなり驚きだったけれども、本・物語に対する愛情を感じるような終わり方だとも思った(非情であるようにも思えるが)。この本で描かれた物語だけでなく、他の本で描かれていた物語についても感情が沸き上がってくるような。
読み終わってから表紙を眺めると、最初に見た時とはまた違って見えてくる。中国語版の表紙は人物ではなく葉が少し落ちた木なのだけど、日本語版のこの表紙はまた面白い。

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中国手仕事紀行

なんとなく手に取ってみたら、お茶や食の話が思ったよりも多くて自分好みの一冊だった。
手仕事と言うと民芸品というイメージが浮かぶけど、確かにお茶も食もまぎれもなく手仕事だ。

TRANSITのこの前の中国号でお茶の記事を書いていたのはこの人らしい。この記事も良かったし、この人の紀行文、好きだなーと思った。
ちなみにTRANSITのこの号はどの地方にはどんな食の特徴があるのか?といったざっくりした話から、中国食品百科全書という特集で多種多様な食材の解説が細かく書かれていたりする。そして最近の食事情も書いてあってすごくいい。ほんとに永久保存版だと思う。 www.fujisan.co.jp

『中国手仕事紀行』の方に話を戻すと、どんな風景の村・街で、どんな人たちが何を生業に暮らしてるのか、そういう生活が描かれた文章でとても良かった。ただ、そういう目に映る風景の描写だけでなく、筆者の新鮮な感動みたいなものも素直に書かれていて一緒にテンションが上がる。
写真もしっかりカラーで大きく見られるのが嬉しいし、地図も載っているので地図と合わせて場所を確認できる。旅気分に浸れて、本当にいい一冊。

『中国・韓国 やきものと茶文化をめぐる旅』と一部の行き先が被っているので、あわせて読むと面白いと思う(こちらは今読んでいる途中)。 honto.jp

英語独習法

1月に読んだ『ことばの発達の謎を解く』に引き続き、認知科学の研究者である今井むつみさんの本を読んだ。

今井むつみさんの研究テーマは「言語と思考の関係」「ことばの発達」「学びと教育」で、この『英語独習法』はこの3つのテーマが重なるところにある本だという。読んでいると、「英語学習者として実践したい」と思う箇所もあれば、このようなテーマに興味がある読書家として読んでいて面白い箇所もあった。
人の知覚、記憶、思考や学習のしくみはどうなっているのか?というのが認知科学で、この本はそれを説明した上で「だから、このように学びを進めていくべきだ」と提示する。もちろん提示される独習法というのも有用だしそちらが本題なのだが、そもそもの認知科学の部分の説明を読むだけでも十分面白い。

スキーマというのが重要な概念として出てくる。「一言でいえば、ある事柄についての枠組みとなる知識」で、例えば母語についての知識もスキーマの一つだという。母語で言葉を話す時、主語だとか述語だとか、過去形だなんてことは意識せずに話しているが、こうした無意識にアクセスされる知識のシステムがスキーマ
外国語を学習する際には、このスキーマを構築していくことが鍵なのだという。
認知行動療法の本を読んでいてスキーマという概念が出てきて、自分の精神を安定させる上でかなり役立ってくれた(と思っている)のだけど、言語について学んでいてもこの概念が出てくるとは。

個人的に、「人は世界をどのように見て、どのように評価しているのだろうか」ということに強い興味があるので、今井むつみさんの書かれる認知科学の本はどれも面白い。『ことばと思考』『学びとは何か』なども読みたい。

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一九八四年〔新訳版〕

途中まで読んで積んでいたものを、『1984年に生まれて』を読んで慌てて読了。

監視社会の恐ろしさ。監視社会を描いた作品ではないが、映画のサトラレを見た後のような「知られているかもしれない」という怖さが湧く。

とても暗く、絶望的な話なのだが、『次の夜明けに』を読んだりした影響かわからないけれど、プロールに関する記述や附録の文章が強く印象に残って、希望が全くない話ではないと感じた。SF恐怖小説でありつつ、物語を通して「民衆が力を出すことでこのような恐ろしい社会も覆せる(その到来を防ぐことができる)」と人々に語りかけているようだと思った。

解説がないと知らずに電子書籍版を買ってしまったので、ピンチョンの解説は読めず。

かなりキレました。

文庫を電子書籍化したときに解説を省く慣例はほんとに改めてほしい - Togetter こちらのまとめ(2015年)にあるように、どうやらそれが慣例らしい。6年前から状況変わっていないってどういうこと!
どうやらレーベルによっては解説が収録されているものもあるみたいだけど…購入前に確認するのが難しいから、あんまり電子書籍で小説を買うことはないだろうな。

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2,3月に引き続き、中国に関連する本を多く読んでいる。お茶教室に通っていたり、中国語を勉強し始めたのもあって興味がそちらに向いている。
今は岩波新書の〈シリーズ 中国の歴史〉というのが気になっている。今読んでる本が落ち着いたら、読んでみたい。

あと、認知科学についての興味を再確認したので、入門書など読みたいなあと思った。
『ことばの発達の謎を解く』と『英語独習法』の両方で参考文献に挙げられている『心と脳――認知科学入門』が良さそう。

ブログを書くことにしたことが影響しているのか、去年よりもたくさん本を読めている気がする。結果、いい本との出会いも多い。
なかなか外食や行楽は気楽に楽しめない時世だけれども、読書で楽しむことができる人間なので、あまり外には出ずに家で読書を楽しめたら…と思っている。

2,3月に読んだ本。次の夜明けに、ペリリュー ―楽園のゲルニカ―、向井くんはすごい!

2月に読んだ本は3冊、漫画が1冊(1作品)。 3月に読んだ本は1冊、漫画が12冊(2作品)。
そのうち面白かった3冊と2作品について書く。

次の夜明けに

誠品書店で見つけて、書影がめっちゃかっこよくて手に取った。
今読めて良かった、おすすめの一冊。

台湾で生きる家族3代を中心にした物語。二二八事件に始まり、台湾で実際に起きた出来事と家族の人生が交わりながら進んでいく。
連作短編という形式でコンパクトにまとまっている。固有名詞はあまり多くなく、注釈もしっかり入っているので読みやすかった。

物語の中では社会問題や運動と、家族の物語が同時に描かれる。
家族3代の物語になっているので、家や社会への抗えなさとか、逆に変化を起こしていく姿とか、時代や人物によって様々な関わり方が出てくる。家も社会も人によって編まれるもので、誰もがその一部なんだということが感じられた。

訳者あとがきで、タイトルを『次の夜明けに』とするか『次の夜明けへ』とするかで迷ったという話が書かれていて、そのくだりで訳者の三須祐介がこんな風に言っている。

これは台湾の物語であるが、台湾という枠組みを超えた物語でもある。どんな場所に住んでいたとしても、日々ニュースに接してさえいれば、この作品に登場するような人物や事件に出会うはずである。あるいは、あなたじしんが登場人物なのかもしれないのだ。

確かに台湾を舞台にしているし、台湾でしかありえない物語ではあるんだけど、家や社会との関わりという部分では台湾に限らない。
「自分は家や社会とどう関わっていくのだろう?」という問いや、自分の行動は何かしらそれらと繋がっているし、何かしようとすることは無意味じゃないんだという勇気が生まれてくる物語だった。

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ペリリュー ―楽園のゲルニカ

読むきっかけになったのはこちらのツイート。

まず表紙の美しさに惹かれた。等身が小さくデフォルメされた人物と、朽ちた兵器と緑。漫画の背景として自然があるんじゃなくて、自然がメインでその中に人間が書き込まれているような感じ。
実際、漫画を読んでみてもペリリューという島の存在感が大きかった。人物が3頭身でかわいらしく描かれている一方、自然の書き込みはとても細かくて圧巻。自然の力強さと、かわいらしいキャラクターの惨たらしい死という描写の対比が凄い。

戦争を描いた作品だけど、ドラマチックな描き方をしている箇所は多くなく(第1巻でそうしたドラマチックさは否定される)、視点はとてもミクロというか「生活感」のある作品だった。飢えとの戦い、寝床の確保、潜伏生活中の息抜き、糞便の処理など。こうした日常的な描写と戦闘とが入れ替わり描かれるのでどんどん先に読み進めてあっという間に読み終えてしまった。

今年の7月に11巻(最終巻)が発売予定。楽しみ。

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向井くんはすごい!

容姿端麗で運動も勉強もできる高校生の向井くん。彼がゲイであるということがクラスLINEでバラされるというのが物語の始まり。
向井くんは、そうした出来事があって彼をよく思わないクラスメイトがいながらも、人気者で多くの友人に囲まれている。
それを眺める、ゲイであることを周りに明かしていない(そして明かすまいと思っている)森谷くんが主人公のお話。

上下巻に短くまとまってるので、展開が早くて登場人物たちのキャラクターがちょっと物語的に都合がよすぎる…みたいな感じはした。ただ、そうしたキャラクターたちの行動を物語が断罪したり裁くようなことがないのが新鮮で、そこがすごく良いと思った。

作者による紹介ツイート。

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図書 2020年 11月号、2020年 12月号

畑中章宏の「らしさについて考える」という文章が気になって図書館で借りて読んだけど、他にも面白い文章がたくさん。特に川端裕人の「ドードーはどこへ行った?」と興膳宏の「杜甫の作った冷やし麺」が面白かった。

色んなテーマの文章が入っていて、でもどの文章も質は高くて短くて読みやすい。気軽に読めてありがたい小冊子だなーと思った。

誠品書店にはレジ前にtake freeとして置いてあったけど(びっくりして「これはお金を支払わなくていいのですか?」と謎にたどたどしく聞いてしまった…)、それは誠品書店が特別なのだろうか。

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2,3月はこんな感じ。
『次の夜明けに』を読めたのが良かった。あと、ここには載せなかったけど『一冊でわかる中国史』という本を読んで古代から現在までのざっくりした中国史を概観したりとかして、東アジアの歴史への興味がちょっと高まっている。

"RIGHT NEXT TO YOU"の次におすすめしたいSexy Zoneの楽曲&ライブ動画4本+α

Sexy Zoneの10周年記念アルバムのリード曲"RIGHT NEXT TO YOU"のMVが公開されて、昨日、YouTubeの急上昇ランク1位に!!

これがその曲。ビジュアルはもちろんなんだけど曲がめっちゃかっこいい… youtu.be

ジャンルのことはよくわからないけれどディープハウスとUK Garageっぽいらしい(他にも何人かそう言っている人を見た)。

サブスクとかあれば俺の大好きなSexy Zoneプレイリストでも作りたいけど、残念ながらないので…いくつかおすすめの公式動画をピックアップしてみた。

YouTubeで聴ける曲で"RIGHT NEXT TO YOU"の次にぜひと思うのはNOT FOUND youtu.be MVもかっこいい。

マジでそう!!!!

MELODYはtofubeats提供ということで話題にもなったので聴いたことがある人も多いかもしれない。 youtu.be Sexy Zoneはこの曲のような優しい雰囲気を持った曲が多いグループだと思う。"ぎゅっと"という曲もとても優しく聴いている人に寄り添うような雰囲気で、テイストは少し違うけどこの曲の歌詞とか雰囲気が好みならおすすめ(公式動画はなかった…)。


↓二つはライブ動画。

これはライブのダイジェストなんだけど、1:35からiriの提供曲"make me bright"が流れる。その演出がめっちゃ良いのでぜひ。 youtu.be

これはジャニーズから3グループが出演しているライブ動画。Sexy Zoneがトップバッターになっている。 デビュー曲から歌っているので、アイドルらしい姿が見られる。 youtu.be


ちなみに…もしこの流れで既発のアルバムを買うなら。 おすすめはXYZ=Repainting, Pop × Step!?の2枚。XYZ=Repaintingに入ってるUnrealityという曲がめちゃくちゃ良いのでぜひ聴いて。どちらも"通常版"がおすすめ!(初回限定盤に入っていないメンバーのソロ曲が入っていて、それも良い)

1月に読んだ本。三体、ことばの発達の謎を解く、OKUDAIRA BASE 自分を楽しむ衣食住など

1月に読んだ本は7冊。
そのうち面白かった5冊について書く。

三体

一番面白かったのは、これ!

「中国のSF作品で三部作の一冊目。めっちゃ面白いらしい」以上の情報を何も知らずに読んだ。その結果…最高に面白かった。
もしまだ読んでいない人がいたら、できるだけ内容を知らないままで読んでほしい!
というわけでここに詳しい感想は書かない。

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ことばの発達の謎を解く

次に面白かったのはこれ。

今井むつみさんの『英語独習法』が良いと聞いたことがきっかけで読んだ。
我々はなぜ・どのように母語を使えるようになるのか?という疑問を解く本。
子どもを対象に行われた実験のような、具体的な話が多くて読みやすい。
言葉を学ぶのが好きな人や、子どもが身近にいる人におすすめ。認知科学認知心理学面白い! honto.jp

OKUDAIRA BASE 自分を楽しむ衣食住:25歳、東京、一人暮らし。月15万円で快適に暮らすアイデアとコツ

「自分も暮らしを楽しむぞ!」と思える一冊。

暮らすことを楽しんでいる人の本なので、「自分の暮らしにもこんなことを取り入れたい」と前向きな気持ちになれる。
使うところにお金は使っているけど、基本的には質素な暮らしぶりで参考にしやすい!
家にいる時間が増えたこの状況で、自宅での時間を充実させる、暮らしを楽しむ…という方向性は時代にもマッチしてるなと思った。
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動画もおすすめ!休日、ベッドの中でこの人の動画を見ると「よし、私も起きて何かするぞ!」という気持ちになれる。 www.youtube.com

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニン

ブログを書く時に参考になるかな、と思って読んでみた。

「遅い」「まとまらない」「伝わらない」を乗り越えて、「完読される文章」を書くための文章教室。
この記事も「完読される」ことを目指して、この本の内容を少し生かして書いている。 honto.jp

笑ってお料理

平野レミの料理エッセイ本(レシピもある)。

平野レミの過去を振り返りつつ、料理に対する取り組み方や心がけ…みたいなものを教えてくれる。幼少期の話が面白い。あと、ダシのレシピ(取り方?)が多くて参考になった。
ちょっと「お母さんの料理」を推しすぎだな~というところは距離を感じたけど、全体的に軽やかで楽しく読めた。 honto.jp


1月はこんな感じ。
『三体』がとにかく面白かった。一冊でも最高に面白い本が読めたら「いい一年だったな~」と思えるので、『三体』のおかげで2021年がいい一年になることが約束された。

Coffee Wrightsのコーヒー豆サブスクはいいぞ

2020年、私は3月ごろから仕事が在宅勤務になり、家で時間を過ごす時間がほとんどになった。
仕事仲間や友達と会うこともほぼなく、変化の少ない日々に気が滅入った(随分恵まれた悩みなのだろうけど)。

そんな日々に彩りを与えてくれたのが、Coffee Wrightsのコーヒー豆のサブスクだ。 store.coffee-wrights.jp

台湾のコーヒー屋さんの店長にお勧めされたことがきっかけで、たまに訪れていたCoffee Wrights蔵前。
サブスクのサービスがあったので、4月から利用をはじめた。
月イチで100gが3袋届くもの(【 定期便 Subscription 】Seasonal Single Origins 100g × 3 bags | Coffee Wrights)。

これがめちゃくちゃよかった!

最初は「300g届いたらいつもこのお店の豆で飲むことになって、飽きちゃうのでは?」と懸念したものの、いざ始めてみると、全然飽きなかった。
色々な特徴のある豆が毎月届いて超楽しい。
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以前よりもコーヒーの豆ごとの味や香りの違いを意識しながら飲むようになった気がする。
色々なお店で色々な豆を買うとお店ごとの特徴という違いもあるけど、一つのお店の豆で継続したことで豆ごとの違いに集中できたのかもしれない。

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テイスティングノートもしっかり書いてくれているので、めっちゃ参考になる!
このテイスティングノートにある特徴をちゃんと出せているかな?とか考えながら、温度や淹れ方を試行錯誤しながら日々コーヒーを淹れるのは面白かった。日々のちょっとした挑戦。
淹れ方は基本的にCoffee WrightsのYouTube動画を参考にしてるけど、別の動画も見てみたりとか、本を読んだりして試すのが楽しかった。
youtu.be

コーヒーを淹れる習慣がついたというのもよかった。毎月届けてくれるので、しっかりコーヒーを淹れていかないと溜まってしまう。だから「ちょっと面倒だな~コンビニのコーヒーでもいいかな~」みたいな気分の時も、コーヒーを淹れることができた。
こういう動作って始める前は面倒だけど、いざ始めて完了できたらちょっと元気が出る。サブスクならではの良さかもしれない。溜めちゃう人は溜めちゃうかもだけど。

あと、単純にめっちゃお得…!
送料込み2,700円でシングルオリジンのこのクオリティの豆が毎月届くって凄いのでは?
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しかも、たまにちょっとスペシャルな豆が入っていることがある!この箱に入っているのがコンペティションで上位入賞した豆。
箱を開ける時は毎月ワクワクする。

特にお気に入りだったのはコロンビアのROBINSON BAMBAGUE Pink Bourbon Natural。
勉強&コーヒー記録として撮っていたため英語の書き取りメモがある…
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ちょうど先日、今年最後の豆が届いた。
定期便にはロースターの方が毎月コメントを添えてくれていて(これも楽しみのひとつ)、今回は「自粛中からサポートしてくれて励みになりました」と書かれていた。
その言葉を読んで、2020年はCoffee Wrightsのサブスクにすごく支えられてきたけど、私がお店の支えにもなっていたんだなと嬉しくなった。
毎月ワクワクできて、おいしいコーヒーが飲めて、お店との結びつきも感じられるいいお金の使い方ができたかなと。

まだまだ在宅が続くので、2021年も継続予定。新豆を淹れるのが楽しみ。

Disco Elysium #1 -- 破滅的な中年刑事が脳内会議を繰り広げながら殺人事件を調査するゲーム、プレイ中

先日から、Disco Elysiumというゲームをプレイしている。 store.steampowered.com

automaton-media.com

簡単に説明すると、「破滅的なアル中の中年刑事と真面目な相棒が退廃的な街でとある殺人事件の謎を解くRPG」。
今回はゲームの内容をちょっと紹介して、今後、ちょいちょいプレイ記録も書いていければと。

主人公は、酒を飲みすぎて「自分が何者か、ここがどこなのか」すらわからなくなってしまった刑事。もちろん自分の名前も不明。しばらくプレイしたけど全然名前がわからなくて困ってる!

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物語はこの部屋から始まる。ひどい有様だ。どうやら、主人公が酔って部屋をハチャメチャにしてしまったらしい。

※以下、序盤部分の画像をいくつか含みます。


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