「怖いのは本気で苦手だけどInscryptionをプレイしたい人」向け、3つの警告
各所で絶賛されているゲーム"Inscryption"。「絶対にネタバレは見ないでプレイするべき!」とか「ストアページも見ない方がいい!できるだけ前情報ゼロでプレイすべき!」とか言われている。
私は慎重にネタバレを回避しながら「"Slay the Spire"に似たデッキ構築系カードゲーム」「ホラー」「自然×呪術っぽい雰囲気」という情報だけを得た。ホラーが苦手なので迷ったものの、あまりに絶賛されていて気になったし、"Slay the Spire"は好きなゲームだし、「この系統(自然×呪術系)のホラーであれば大丈夫だろう」と思えたし、思い切ってプレイしてみた。
そして先日クリアしたのだけど、ゲームとして楽しめた反面、正直に言うとプレイしたことを後悔もした。
まぁ詳しくは別の記事で書こうと思うけれども、後悔した理由の一つはホラー要素に関して。
ゲームの内容を知らずに(=ネタバレを回避して)プレイするということを選んだのは自分なので自己責任だと思うけれども、もう少し心の準備ができればよかったなと思う。
ネタバレをできるだけ回避しつつも、どういうホラー要素があるのか知っておくことができれば、もう少しショックを和らげつつ素直にゲームを楽しめた、と思う。
そんなわけで、「怖いのは本気で苦手だけどInscryptionをプレイしたい人」向けに、3つの段階的な警告を伝えたい。
ゲームをプレイするかどうかの判断や、プレイする時の衝撃緩和のクッションになればいいなという気持ちを込めて。
1つめはストアページを見ればわかる程度だけど、知らないと結構ダメージを食らいそうな内容を書いておく。
2つめはネタバレになるものの「どういう系統の怖さがあるか」書いておく。
3つめはゲームの核心に迫ってしまうけど私にとってはかなり怖いところだったので、超絶ビビりの人のために書いておく。
以下、ゲームの楽しさを100%受け取りたい人は読まないでください。ゲームプレイは楽しみたいけど、ホラー要素は怖いので事前に多少知っておきたい人向けの内容です
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1つめの警告。
ストアページを見ればわかる程度のネタバレになるけれども、
本作は実写を含む。
私は自然×呪術っぽい雰囲気のカードゲーム…と思ってプレイしたけれども、本作には実写パートが存在する。
これは個人的には結構デカい怖ポイントだった。完全にフィクションの怖いゲームと、一部でも実写を含む怖いゲームだと、自分との距離感が変わってくる。
2つめの警告。
実写パートでのホラー要素あり。
普通にカードゲームの部分がじわじわ怖かったので、こういうじわじわ系の怖いゲームか~と思って油断していたら実写パートでやられた。
どういう系統の怖さかというところまで書いてしまうと、
・超常現象系ではない怖さ
・後味よくない怖さ
・唐突な暴力描写もあり(グロくはない)
実写パート以外でもびっくり系の怖い要素がいくつかあるのでプレイする時は注意。
前半がじわじわ系、後半になるとびっくり系が増えてきた印象がある。
3つめの警告。
直接的にストーリーを語るわけではないけれどもオチに触れるので、だいたいどういうホラー要素が待っているのかわかればOKという人は2つ目までで止めといてもよいと思う。
ということで3つめ。
ゲームの核心に迫ってしまうけど私にとってはかなり怖いところだった…と最初に書いたけれども、
なんとこのゲーム、クリアしても完結しない。
もちろんゲームとして遊べるしゲームとしてのクリアというものは一応存在する。けど、物語としては謎と恐怖を残しただけで終わる。
だからクリアしても、怖さが全く解消されない。ただ怖さが残る。
どういうことかと言うと、このゲームはARG(Alternate Reality Game:代替現実ゲーム)の一部で、このゲームのクリアというのは、現実に展開される謎解きゲームの開始を意味していた。
怖いのが苦手な自分としては、楽しくゲームをプレイしてクリアまで到達したのに、謎と恐怖だけが手元に残って怖すぎて呆然としてしまった。
発売から結構時間が経ってARGとしての謎解きはほぼ完了している?ように見える。日本語での解説記事もあるのでそれを見るとクリア後の恐怖も少し和らぐかも(リンクは貼らないけれども上杉真人という人が一連の謎解き解説をしている)。
ただしストーリーとしての謎はまだ残っている様子?しっくりくる解説は少なくとも日本語では私は見つけられていない…。
後味が悪い!怖い!
ネタバレを回避した方が確かに楽しめるけれども、完全に回避してしまうと上述のようなホラー要素を不意打ちで食らってしまう人もいるかなと思ったのでこうした記事を書いた。