育児の記録(生後0~2か月)

2月に子どもを産んだ。
もう生後半年が近づいてきて今さら感があるけど、育児のことを軽く書き留めておく。

まずは夫婦揃って育休を取得していた生後0~2か月の間の3か月について。

生後0か月

とにかくずっと股が痛かった!とにかくとにかく痛かった。
何かするたびに股が痛くて、ずっとつらくて悲しかったしイライラしていた。「私はこんなに体を痛めているのに、なぜ夫は無傷なんだ!?」って常に思ってた。
特に産後2週間くらいまでは痛みが強く、「あと何時間待てばロキソニンが飲めるのか?」を常に気にしていた。ロキソニンが飲める間隔(6時間)×授乳間隔(3時間前後)をずっと考えながらお世話しており(一応服薬後しばらくは授乳を避けるようにしていた)、ひたすら時間にとらわれていてつらかった…。

股がずーっと痛いので、うまく椅子に座れなかった。椅子の上に円座クッションを置き、そこにどうにかこうにか痛みが出ないように気を遣いながら座る…といった感じ。その状態で授乳をするのでしんどかった。。
一度産後3週間くらいで「体が回復してきたかな?」という感覚があったのだけど、そこで少し調子に乗ってしまってすぐに状態が悪化して股の痛みが激化した。
最終的に円座クッションを手放せたのは2か月くらい経った頃だったか。1か月検診で「もう1か月経っても痛みが改善しなかったら受診してください」と言われていたので、「これはもう一度受診しなくちゃいけないかもな」とギリギリまで考えていた。

「いつになったら私は普通の私の体を取り戻せるんだろう?」って思うととにかくずーっとつらくて、「なぜ夫は無傷なんだ!!!!!!」とイライラすることが多くて、精神的にもしんどかった。
夫が3か月間の育休を取得していて家事も育児もほとんどやってくれたからよかったけど、それがなかったらムカつきすぎて愛情が冷めてたのではないかと思う。

とにかく自分の身体のダメージからの回復というのがこの0か月のテーマだったように感じる。
子のことはかわいい、愛しいと思っていたけれども、微妙に「なんだこの生き物は…」というような感覚もあった。なんか視点が定まらないし、変な声出すし。黒目がちな目は視点が定まらずに左右の目で別々の方を向き、「カッ…カ…ハ…」みたいな声とかイルカのような「キュ、キュ…」って声を出していた。で、そんな変な動きをしながらカシャカシャ手を動かして顔をひっかきまくる(顔が傷だらけになるから大変だった!ミトンを装着したりこまめに爪を切ったりしていた…)。
体はふにゃふにゃしてるし、うっかり変な抱き方して骨が折れたり脊椎とか損傷させたりしたらどうしよう…とか、おっかなびっくりお世話をしていた。
動きに意志がある様子はなく、まだこの地上に適応しきっていない、何かの間違いでここに居るような存在。生理的早産ってこういうことなのか…という感じ。

子はおよそ49cm・3.2kgで生まれて1か月検診では53cm・3.9kgくらいに成長した。

生後1か月

0か月の時の危なっかしさが少し薄れ、あとよく眠るようになり、結構余裕のある1か月だった。
特に後半になると昼夜の区別がついてきたようで、昼はかなり細切れ睡眠になってしまうのだけど夜は5時間×2くらいは続けて寝るように。おかげでちょこちょこゲームをする余裕もあるくらいだった(なぜかChinese Parentsにドはまりした)。

目が合ったり、おもちゃを見つめたり、ほほをつついたらちょっと笑うような顔をしたりと、コミュニケーションが楽しくなってきたのがこの頃。プーメリーの動きを目で追いながらばたばた楽しそうに足を動かしたり、カメラ目線をしたり、自分の手を見つめたり…意志を感じるようなことも増えてきた。
体が少ししっかりしてきて、「うっかりしたら折れそう…怖すぎ…」という感じが薄れてきたこともあり、ちょっとお世話に余裕が出てきた感じ。
少しずつ抱っこ紐で散歩してみたり、関わり方も増えてきた。

しかしこの月にしんどかったことがふたつ。
一つ目が直母拒否。あまり母乳の量が増えなかったことが原因なのかわからないが、子が授乳を嫌がって暴れることが多くなった。これはメンタルがガンガン削られる。まだ股が痛くてうまく座れず、胸だって子に吸われると切れたりして痛い。そんな状態で頑張って授乳をしようとしているのに、子が暴れて飲んでくれない。
ミルクはガブガブ飲んでくれる、というのもなんかちょっと切なかった。私自身がほぼ生まれたときから完ミ(粉ミルクだけで育つこと)だったので「母乳じゃなきゃ駄目!」とは全く思っていなかったのだけど、授乳しようとするとギャン泣きされるというのは自分を否定されてるような気がして落ち込んだ。

しんどかったこと二つ目が花粉症!
子がいるから積極的に換気をしていたことに加え、夫婦揃って散歩が好きなこともあるし「感覚を養うためにも外気浴とかお散歩はちょこちょこしていきたいね」と考えてまめに子を散歩に連れて行ってたのだけど…花粉がすっごい。2021年は比較的控えめだった花粉の飛散も、2022年は飛散量多め・飛散期間長め。
私は今まで花粉の期間に外に出る時は強めの薬を飲んで喉とか鼻の粘膜をカッピカピにして喉渇きまくり…って感じで過ごしてたので、今年はどうしよう!?となり。
結局医者でそこそこ効く薬を処方してもらってやりすごしたんだけど、しんどかった…。

そんな感じでしんどいことがありつつも、子とのコミュニケーションは楽しくなってきたし、カフェインを少量ずつ解禁したり、子を夫に任せて中国茶のレッスンに行ったり(産後1か月半くらいで行ったので先生にもレッスン仲間にも驚愕された)、最初に書いた通りゲームしたりと楽しいこともたくさんあった1か月だった。 この1か月でおよそ53cm・3.9kgから、体重は4.7kgくらいに成長した。ほぼ米!

ちなみにこの月に実家と義実家の両親+我々夫婦+子の7人で記念写真を撮った。お部屋や小道具が凝ってる写真スタジオではなくて渋い背景の前にみんなで立って撮るような写真館で撮ってみたんだけど、すごくいい記念になったのでやってよかったと思う。

生後2か月

笑顔が増えた!!かわいい!!
生後1か月の最後の方~生後2か月の最初の方は子の顔に向けてそっと息を吹くと笑っていたんだけど、2か月の半ばくらいからは目が合うだけで笑うようになった。あと、目の前でおもちゃを左右にゆっくり動かすと、それだけでも笑っていた。そんな簡単に笑ってくれちゃっていいんですか!?って感じ。
2か月後半くらいからはおもちゃなどに手を伸ばすようになって、プーメリーをジム型に変形したらかなり長時間遊んでくれて助かった。プーメリーは本当に凄い。

そんな風にコミュニケーション取れるようになったり、引き続き夜はよく寝てくれたり、排便回数がかなり減ったり(0か月では1日に5~10回とか排便してたのが数日に1回に…)とお世話が少し楽になってきたのがこの頃。
ただ、この頃から子がちょっと物音に敏感になってきた。ずっとベビーベッドをリビングに置いてお世話してて、子が寝てる横で夕飯とか食べれてたんだけど、この頃になるとちょっとした音で起きるようになってしまって。
これまではリビングにベビーベッド+布団を置いてたけど、夜間もよく寝てくれるので寝室にベビーベッドを移動させることにした。子が泣いたら2人でいそいそと起きて揃って世話をするということに。でも、夜間に起こされるのは多くて2回、か3回だったので、育休中の身にはそこまでの負担ではなかった。
それよりも昼間に子が昼寝している間に好きに音を出して過ごせるというのが良かった!まぁうまく寝てくれない時は結局膝で寝かせてたりもしたんだけど(膝で寝かせられるくらい股も回復してきたということ…)、子に気を遣わずに過ごせる時間も増えて、ちょっと気分が楽になった。

この頃ベビーカーを購入したのでおでかけが楽になり、全く形式にのっとってはいないがお宮参りとして神社に行くなどしてみた。
あと、この月が夫の育休の最後の月&夫の誕生日があったので、浦和のRESTAURANT SALTにも行った。野菜が多めだけど結構骨太な感じの「酒に合うっ!」という料理の数々。最高だったのでまた違う季節に行く予定!

あと、4月に生後2か月になったんだけど、月半ばに保育園の埋まり具合を見てびっくり。通えそうな範囲の保育園の枠がもうほとんどない!
慌てて夫と話し合い、翌月、生後3か月から保育園に入れることに。
これは本当に大変だった。書類の準備とかも慌ててだったし、3か月から保育園ってどうなの!?ってところも結構悩んで。
今となっては保育園に入れる時期を前倒ししてよかったなと思う。
まぁその話はおいおい。

生後2か月の一か月間で、体重は4.7kgから5.7kgに増加。身長は1か月検診ではかった時は53cmくらいだったけど、59cmになっていた。


今思うと生後2か月までは大変だけどのんびりしていたな。
しっかり家事も育児もできる人間がもう一人いるというのは本当に頼もしかった。
夫は家事については"サクッとあるものでなんとかする"系の料理が苦手なのでちょっと大変だったけど(子が寝てる間に料理を始めて、長々とやりすぎて食べる時には子が起きていることもあった…)、この育休期間で格段に料理スキルが上がったし。
子が寝ている時間が長いので自由に過ごす時間もお昼寝の時間も取れたし。

この後は夫の職場復帰、保育園入園、私の職場復帰と盛りだくさんの慌ただしい日々になる。
今となってはこの最初の3か月は甘く幸福な時間だったなー。。懐かしい。

ちなみに…夫が料理できるのは本人の趣味や性格っていうのもあるけど、ベターホームのお料理教室に通ったおかげなところが大きい。また通いたいなー。
nappyon.hateblo.jp