2019年のベスト10皿

2019年は充実していた。旅行が多かったので、旅行で食べたものが多め

Cheval de Hyotanのリオレ

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Cheval de Hyotan / ザクロのリオレ
リオレ(Riz au lait)=ライスプディング。自分は絶対に好きじゃない、食べるまいと思っていた。この日なぜリオレを食べることにしたのかは覚えていない(たぶん、ここならどのデザートも美味しいだろうと思っていたのと、ザクロが気になった)。
しかし食べてみると本当に大きな衝撃を受けた。めちゃくちゃ美味しかった。リオレのお米の食感と、ザクロのプチッとした食感が他で味わったことない感じで面白かった。結構甘みはサッパリしてて、ザクロの酸味もあってなかなかすっきりしたデザートだった。
この後何度か別の場所でライスプディングを食べているんだけれども、ここまで美味しいものには出会えていない。また食べたい。

鼓楼のメバルの切身麻椒煮

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福満苑 鼓楼 / メバルの切身麻椒煮
たぶん今年一番通ったお店はここだと思う(それかHulu-lu)。いつもは定食を食べるんだけどこの日は友人と飲み会だったので、ずっと気になっていたこれを頼んでみた。
刺激とうまさが凄い。食べているうちに本当に唇がプルプル震えてきてたんだけど、それでも汁を飲むのをやめられなかった。魚もプリっとしていて美味しかったけど、とにかく汁の中毒性がヤバい。また食べたい。

→これを書いている今日、また食べた。今回は以前ほどの刺激は感じなかった。けど、汁のうまみがクセになるのは変わらず。これって飲んでいいものなのだろうか?と微妙に気になっていたところ、下げる前に店員さんが「これ下げます?あ、まだ飲みます?」と聞いてくれたので、あ、飲んでいいやつなんだ。と思った。

膳楽房の里麺

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中国菜 膳楽房 / 里麺
ちょこちょこ食べたくなる味。つるつるの麺と、麺に絡んでくる具材を一気に口に入れて食べる、食感がいい。
「○○(レストラン名)行こうよ」と言って行くお店はたくさんあるけど「里麺食べに、膳楽房行こうよ」とメニューまで決めてよく行くのはここだけかも。

GURE-TOKIのフォアグラとリンゴのコンポート

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GURE-TOKI / Foie With Apple And Pedro Ximenez
新婚旅行で訪れたバスクビルバオで一発目に行ったバルがここ。フォアグラ食べまくり週間の幕開けだった。
フォアグラとリンゴのコンポート、そしてソースと岩塩のバランスが完璧すぎた。甘み、塩味、酸味、そしてフォアグラのコク…って感じでいまだに味が浮かぶ。盛り付けもすっごくおしゃれで綺麗。これで€3.95という値段は本当にびっくり。
広場のテラスでチャコリを飲みながらこの一皿を食べ「あぁ、バスクに来た…」としみじみした。

Zazpiの涙豆と卵

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Zaspi / Guisantes lágrima con huevo
引き続きバスク、サンセバスチャンで食べた一皿。
事前にバスクのバル紹介などを読んでいて、涙豆という春の一時期しか食べられない豆があると書かれていたので非常に気になっていた。あちこちでメニューに涙豆がないか探していたがついにここでヒット。
みずみずしいプチプチ感が今も忘れられない。日本では全く見たことのないものを食べられて嬉しかった。
旧市街ではなく新市街のお店で、それまでに行っていたお店と雰囲気が違うのも楽しかった。明るくてモダンな感じ。雨の日なのに(だから?)すっごく賑わっていて忙しそうだったけど、担当してくれたカマレラが気さくで挙げてくれたおすすめメニューがどれも美味しかったので良かった!

ポルトのO Forno do Leitão do Zéのカンジャ(米入り鶏スープ)

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O Forno do Leitão do Zé / Canja
これも新婚旅行。この時は、ポルトで接したホテルの人やレストランの人などに侮られているような気がして(旅行の疲れのせいかもしれないけど…)やや心がしぼんでいた。
でもこの鶏おかゆを食べたら、身体が内側からあったかくなって充実感が湧いてきた。懐かしい、馴染みのある味だった。めちゃくちゃシンプルな、鶏肉と塩こしょうと卵の料理(ポルトガルには「エ・カンジャ=カンジャくらい簡単だ」という表現があるらしい)。優しい味わいに癒されつつ、「ポルトガルで食べるものは馴染みのある味のものが多いなぁ~、料理で繋がってるんだなぁ~」と思った。

エリックサウスマサラダイナー初夏のコースの、アスパラガスとカレーリーフ、グリーンチリの冷製スープ

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エリックサウスマサラダイナー / 初夏のコース・アスパラガスとカレーリーフ、グリーンチリの冷製スープ
爽やかそうな見た目に反してかなり辛くてびっくり。結構厳しめな辛さだったけれども、爽快感あるスパイスの香りと野菜の甘みに後押しされて完食した。
なんの香りだったかわからないけれども(おそらくカレーリーフなのではないかと思う)すごくいい香りで、こんなに辛いのに、こんなに爽やかでいい香りがするなんて…と驚いた。

だるまのジンギスカン

札幌旅行にて。だるま4.4店 二階亭。撮影禁止なので写真はなし。
羊の臭みはどうなんかね?と気になっていたけど、食べてみるとめちゃくちゃうまくて、ご飯が進んだ。
臭みではなく香りだわ~と思った。羊の香りを引き立たせるタレのパワーが強かった。あと羊の油とタレが絡んだ野菜の美味しさ。また食べたい。東京の他のお店でもジンギスカンを食べたけれども、ここまでのタレの魔力はなかった。

モリエールのアブラコのビスク仕立て リゾット添え

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モリエール / アブラコのビスク仕立て リゾット添え
これも札幌のレストラン。
アブラコの食感が完璧すぎて食べ終えてしまうのが本当に惜しかった。弾力と歯ごたえと…うまく言えないけど、食べながら「これがベストなんだな」って感じがした。リゾットも美味しくてよかったけど、とにかくアブラコが最高にうまかった。また食べたい。
温野菜のサラダやデザートも記憶に残っている。北海道最高~~~!って思った。

なるたけの白身魚のから揚げ定食

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なるたけ/ 白身魚のから揚げ定食
やはり落ち着くなるたけランチ。ご飯もみそ汁も、おかずもどれもしっかりうまい。なんか地に足のついた感じというか、非日常の美味しさというよりは日常の美味しさという感じがする。
けどこの日の白身魚のから揚げは、魚の白身の味がから揚げになることで引き立っているというか、口に入れるとほくほくして、いい香りがして、かなりスペシャルな美味しさがあった。

番外

Alamedaのフォアグラのチョコレート包み

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Alammeda / Bombones de chocolate y foie
口に含むとすぐにチョコレートが溶けて、フォアグラと混ざりあう。儚くて濃厚!こんなチョコレート食べたことない。また食べたい。。。
皿というよりはこの一粒がめちゃくちゃ美味しかったので番外。

モリッツのビールとタパスのペアリング

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Fàbrica Moritz Barcelona / 4beers & 4tapas
バルセロナのビール、モリッツのビール工場併設のバル!4種のビールと4種のタパスのセット。これがどれもぴったりで、日本に帰ってきてからも結構参考にしている。特にピルスナーとポテサラ、黒ビールとコロッケ、IPAとサーモンとかはよく合わせるようになった。
皿自体の美味しさというよりは(美味しかったけど!)、ビールとの合わせがよく印象に残ってて、いまだに役立ってるので番外。