2019年行ったライブ

88RISING 1/10 Zepp Tokyo

Higher Brothers目当てで行った!2018年のサマソニで見てめちゃくちゃ楽しかったから。
ステージが倍以上に広がっても、端から端まで動きまくって観客を巻き込みガンガン盛り上げてくのは変わらず。前の方は中国語ネイティブっぽい人がかなり多く、みんな中国語で合唱しまくり叫びまくりで凄かった。とにかく熱狂って感じ。自分も歌って踊って叫んで楽しかった!!特にMade in Chinaの時はもう会場が一つの渦のような盛り上がりでほんと凄かった!
国同士の関係とか歴史とか国民の感情面での軋轢とか色々あるけど、とにかくこの場はみんなで楽しさを共有できたな~って気持ちになった。

KOHHも凄かった!
生で見たのは初めてなんだけれども、想像していたよりも何倍も控えめでかしこまった雰囲気の人物がステージに表れて本当にびっくりした。曲が始まると一気に爆発する感じなんだけど、MCではほんと静かで、控えめな雰囲気。まるで求道者のような。
暗いステージの中央に立つKOHHにスポットライトが当たっているのを見て、神聖だな~と感じた。。周りはめちゃくちゃ大盛り上がりで上がってるんだけどKOHHだけ冷えてるというかクールというか、冷たい感じ。
暗い夜がかっこよすぎて完全に撃ち抜かれてファンになった。最高だった~

Midsummer Madnessを合唱しハッピーな気持ちで帰宅した。

ヒップホップ系のライブに行くのは初めてだったので非常にびびっていた。行ってみると、わりと明度の高いファッションをしている人が多く、友達と来ている人が多かった。平日だけどスーツの人全然見なかった。仕事帰りに無印良品の地味服で一人で行った私はやや浮いていたんじゃないかと思う。始まってからは楽しくてそんなこと気にならなかったけど!

Janelle Monae 7/24 Zepp DiverCity TOKYO

すんげ~~~かっこよかった~~~~買うから円盤にしてほしい…。

Crazy, Classic, Lifeで、ダンスというよりは曲に合わせてポーズを決めていくようなJanelleの姿に圧倒された。衣装かっこいいし。
音楽が好きなのはもちろんだけど、なんかあったかい空間でみんなで楽しく踊れるライブだったので幸せだった。
あと、ステージが良かった。段差を多く使っていたので、背が高くなくてもバッチリJanelleを見ることができた!Pynkのヴァギナパンツまでは見られず、そこは残念だったけど…。
I Got the Juiceで観客をステージに上げる演出も、そういう楽しい空間を作ってたと思う。車いすの人もステージに上がっていて、スタンディングのライブに車いすの人が来てるって思っていなかった自分に気付いた。日本人の女の人の吹っ切れたような激しいダンスが最高だった!

ライブ中に英語で長くMCするアーティストを見たことがあまりなかったので、Cold Warのところで演説(衣装も軍服風だし演説っぽかった)したのに驚いた。日本人は英語を解する人が他国でのライブよりも少ないだろうに、熱意を持って語りかけてくれるのに感動した。止まってはいけない、闘い続けなくてはいけないという訴えに、自分も自分なりに闘わなければという思いを強めた。

それなのに帰宅したらTwitterで「東京の女の子、どうした?」とか言われてて、それで結構炎上していて、揉めていて…。Janelleが今日見せてくれたものって、こんなものじゃなかったでしょ?と思うと本当に本当に悲しくて泣けた。
Twitterの騒動でややケチがついたものの、それを置いといてもめちゃくちゃ楽しかったし、感銘を受けたライブだった。
その後しばらくJanelleがインスタで日本観光の様子をアップしているのがかわいかった!

帰り道に「Janelle」で検索していたら年齢層高めな洋楽リスナーみたいな人のツイートがたくさん見つかって、現場でも若い人そんなに見なかったし、あんまり若い人来てなかったのかな…と思ったけど、検索ワードを「ジャネル」に変えたらわりと若そうな人のツイートがたくさん出てきて、ちょっとびっくりした。検索ワードで見える世界が全然変わるもんだな。

FUJI ROCK FESTIVAL 7/28 (3日目)

フジロックたぶん4回目にして初の1人参加。88risingのライブでKOHHに惚れてしまったのと(UNTITLEDもめちゃくちゃ好みだったし)、他にもちょこちょこ見たいアーティストがいたので。

一番楽しかったのはVINCE STAPLES!正直1人参加で待ちの間にやることなくてお酒飲みすぎて頭吹っ飛んでたのだけど、とにかくとにかく楽しかった記憶ばかりがある。
いやーほんとめちゃくちゃ楽しかった(これしか言えない)。単独やってほしいなぁ(HIP HOP DNAのライブは怖くて行ってない)。

HYUKOH→KOHH→VINCE STAPLESのホワイトの流れがよかった。HYUKOHも生で見て想像以上によく、KOHHはほぼ最前でそれこそHigher Brothersを見た時のような熱狂に巻き込まれて楽しかった~。
あとホワイトで言うとBANDA BASSOTTIがみんなでワイワイ盛り上がる開放的な感じで楽しかった!

Stella Donnellyはギリギリに行ったら激コミで全然見れず、周りはみんなスマホ撮ってて微動だにしないし「かわいい~w」とか言ってるし、なんかしっくり来ず。
すごく楽しみにしていたのでがっかりして悲しい気持ちになりながらビール買ってグリーンに歩いて行ったら、じわじわネバヤンが聞こえてきて、それにめちゃくちゃ癒されたのがフジロックっぽくてよかった。

どついたるねん 10/20 キネマ俱楽部

「どついたるねん色々あったけど、どんな感じのライブになるんだろうね…?」とかなんとか言いながら行ったところ、思った以上に普通のライブというか、面白いどついたるねんよりかっこいいどついたるねんを楽しめた。けどやっぱパフォーマンス面白かったし(ワトソンがラグビーのかっこして出てきたの爆笑)、観客の雰囲気もよかったしで大満足だった。
ラミ子とうーちゃんが、林家ペーパーのような、夫婦漫才やってるような、圧倒的ニコイチ感で本当にすごかった(マジで二人の息の合ったパフォーマンスに感動した)。曲もいいし。「あたい見たのさ 夢を見たのさ ちゃんこ屋やる夢 BGMはエミネムだった そこで目が覚めた」って出だしヤバすぎるっしょ。。。

うーちゃんソロの時後ろの方で見てたんだけど、うーちゃんグルーピーみたいな女性たちが歓声を上げており、すごいなーと思った。

グッズ買って応援や~とパーカーを買ったところ、職場で「え、このキャラかわいい~」と評判になった。手触りがよく非常にお気に入り。またかわいいパーカー出して欲しい。
あと大塚マップ買ったけどめちゃくちゃ面白く読みごたえがある。浜くんのエピソードが多く、浜ギャル的にはたまらんグッズだった。ただし紙がすごくタバコ臭い。

Gus Dapperton 11/28 代官山UNIT

めっちゃ楽しかった~~~My Favorite Fishが一度聴いたらすごくしっくりきて気が付いたら口ずさんでて…って感じでハマって今年めっちゃ聞いてたんだけど、ライブもそんなしみる雰囲気でよかった。
GusはUNITの狭いステージでもぐるぐる動き回るし叫ぶし、キーボードの女の子もずーっと踊ってた(MCによると妹さんらしい)。キメキメなダンスではなく自由なゆるめなダンスで、フロアもみんな好き好きに踊ってる感じでよかった。
リラックスした雰囲気と、Gusの強い発散するパワーみたいなのを両方楽しめて、いいライブだったなーと思う。緊張感のあるステージもいいけど、リラックスした雰囲気のステージもいいもんだなと思った。

My Favorite Fishの前のMCで「じゃあ次は、Soft-spoken, chipper and chokingの曲だよ」と言った瞬間場が盛り上がって、あっみんなMy Favorite Fish好きなんだ!とわかったのが嬉しかった。
it hurts my teeth..のところでGusとキーボードの子が顔合わせてイーって歯を見せあって笑ってたのすんごいかわいくてよかった。。本当にキーボードの女の子がかわいくて、動きも表情も超キュートで、かなりドキドキした…。

Stella Donnelly 12/11 Shibuya CLUB QUATTRO

これもまたリラックスした雰囲気のライブでよかった。思った以上にStellaがよくお喋りをしてくれて、英語力不足をしみじみ感じた(これここ数年いつも言ってる)。
前半はギター一本の弾き語りで、後半はバンドセット(フジロックの時もそうだった)。弾き語りでもバンドでも、彼女の歌声に圧倒された。フジロックで見た時より歌声の響きを感じて楽しむことができた。
この日本当に感動したのが、Boys Will Be Boysの前のMCだった。どんな話をしていたか、誤解なく聞き取れている自信はないけれども、だいたい話していたことを書いておく。
「私の友達がひどい目にあって、この曲を書いた。最初はFaceBookで公開して、その数週間後に#MeToo運動が広まっていた。この曲がこんなに多くの人に聞かれるとは思わなかったし、歌の仕事でやっていくともその時は想像していなかった」「女性がひどい目にあった時、その人は絶対に責められるべきじゃない。被害にあった人に、どんなにお酒を飲んだかとか、どんな服を着ていたかとか、どこを歩いていたかとか、そんなことを聞くべきじゃない」
優しい声で、でも強く観客に語り掛ける彼女に感動した。Janelleの時も思ったけど、本当に真摯に語ってくれるんだなぁ~。すごくその言葉が刺さって泣きながらこの曲を聞いた。

アンコールでは「滞在中、カラオケ行く時間がないんだよね。だからここでやるね」みたいなことを言って、メンバーみんなで肩組んでCyndi LauperのTime After Timeを歌ってくれた。観客も合唱していて(私はサビにくるまでどの曲かわからなかったし、歌詞もわからなかった…!)いい雰囲気だった。みんな笑顔でとってもいい空間だった。


2019年行ったライブはどれもこれも楽しくて、盛り上がったり、リラックスした雰囲気の中で気持ちよく踊れたり、いい思い出になった。帰り道にその幸せを反芻して笑顔になるようなライブが多かったかな。