11月半ば・晴れ

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コフィノワにて
やや早めに家を出て蔵前でお昼。
コフィノワでペリカンカフェのパンのトースト。
オニオントーストもおいしかったけど、バターのみのシンプルなトーストがふんわり感を味わえてよいなと思った。

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お茶を買いたくてNAKAMURA TEA LIFE STOREを探してぶらぶらしていたら、結構行き過ぎて、田原町の方まで行ってしまった。
本屋らしき建物があったので入ってみたところ、こじんまりしているけれど吹き抜けがあって開放感があり、吹き抜けに向かって本棚が高く設置されていて、書棚には歴史系の本が多く、めちゃくちゃ好みで最高な本屋を見つけた!と思った。
高い本棚はリスボンのLX FactoryにあるLivraria Ler Devagarっぽくてあの時の感激を思い出せて嬉しかった。
見たことのない本がたくさんあって、ここにいると読みたい本リストがめっちゃ膨らむな~と思った…!まじでよかった。
色々イベントもやっているらしいので(シモーヌのイベントなど。気になる)、また来たいなーと思った。

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本屋に長居した後、日本茶を買い、一息つきたくなって入ったお店で芋とコーヒーという組み合わせがあったので試してみた。
深入りのコーヒーと芋という組み合わせは、少し控えめなコーヒーの甘味を芋が引き立ててくれる感じでめっちゃ合った!あんまり合いそうな感じしなかったけどかなりいけた。

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蔵前から御徒町まで歩いた途中にあった高架下の中華屋、一回行ってみたいなと思った。

2019年行ったライブ

88RISING 1/10 Zepp Tokyo

Higher Brothers目当てで行った!2018年のサマソニで見てめちゃくちゃ楽しかったから。
ステージが倍以上に広がっても、端から端まで動きまくって観客を巻き込みガンガン盛り上げてくのは変わらず。前の方は中国語ネイティブっぽい人がかなり多く、みんな中国語で合唱しまくり叫びまくりで凄かった。とにかく熱狂って感じ。自分も歌って踊って叫んで楽しかった!!特にMade in Chinaの時はもう会場が一つの渦のような盛り上がりでほんと凄かった!
国同士の関係とか歴史とか国民の感情面での軋轢とか色々あるけど、とにかくこの場はみんなで楽しさを共有できたな~って気持ちになった。

KOHHも凄かった!
生で見たのは初めてなんだけれども、想像していたよりも何倍も控えめでかしこまった雰囲気の人物がステージに表れて本当にびっくりした。曲が始まると一気に爆発する感じなんだけど、MCではほんと静かで、控えめな雰囲気。まるで求道者のような。
暗いステージの中央に立つKOHHにスポットライトが当たっているのを見て、神聖だな~と感じた。。周りはめちゃくちゃ大盛り上がりで上がってるんだけどKOHHだけ冷えてるというかクールというか、冷たい感じ。
暗い夜がかっこよすぎて完全に撃ち抜かれてファンになった。最高だった~

Midsummer Madnessを合唱しハッピーな気持ちで帰宅した。

ヒップホップ系のライブに行くのは初めてだったので非常にびびっていた。行ってみると、わりと明度の高いファッションをしている人が多く、友達と来ている人が多かった。平日だけどスーツの人全然見なかった。仕事帰りに無印良品の地味服で一人で行った私はやや浮いていたんじゃないかと思う。始まってからは楽しくてそんなこと気にならなかったけど!

Janelle Monae 7/24 Zepp DiverCity TOKYO

すんげ~~~かっこよかった~~~~買うから円盤にしてほしい…。

Crazy, Classic, Lifeで、ダンスというよりは曲に合わせてポーズを決めていくようなJanelleの姿に圧倒された。衣装かっこいいし。
音楽が好きなのはもちろんだけど、なんかあったかい空間でみんなで楽しく踊れるライブだったので幸せだった。
あと、ステージが良かった。段差を多く使っていたので、背が高くなくてもバッチリJanelleを見ることができた!Pynkのヴァギナパンツまでは見られず、そこは残念だったけど…。
I Got the Juiceで観客をステージに上げる演出も、そういう楽しい空間を作ってたと思う。車いすの人もステージに上がっていて、スタンディングのライブに車いすの人が来てるって思っていなかった自分に気付いた。日本人の女の人の吹っ切れたような激しいダンスが最高だった!

ライブ中に英語で長くMCするアーティストを見たことがあまりなかったので、Cold Warのところで演説(衣装も軍服風だし演説っぽかった)したのに驚いた。日本人は英語を解する人が他国でのライブよりも少ないだろうに、熱意を持って語りかけてくれるのに感動した。止まってはいけない、闘い続けなくてはいけないという訴えに、自分も自分なりに闘わなければという思いを強めた。

それなのに帰宅したらTwitterで「東京の女の子、どうした?」とか言われてて、それで結構炎上していて、揉めていて…。Janelleが今日見せてくれたものって、こんなものじゃなかったでしょ?と思うと本当に本当に悲しくて泣けた。
Twitterの騒動でややケチがついたものの、それを置いといてもめちゃくちゃ楽しかったし、感銘を受けたライブだった。
その後しばらくJanelleがインスタで日本観光の様子をアップしているのがかわいかった!

帰り道に「Janelle」で検索していたら年齢層高めな洋楽リスナーみたいな人のツイートがたくさん見つかって、現場でも若い人そんなに見なかったし、あんまり若い人来てなかったのかな…と思ったけど、検索ワードを「ジャネル」に変えたらわりと若そうな人のツイートがたくさん出てきて、ちょっとびっくりした。検索ワードで見える世界が全然変わるもんだな。

FUJI ROCK FESTIVAL 7/28 (3日目)

フジロックたぶん4回目にして初の1人参加。88risingのライブでKOHHに惚れてしまったのと(UNTITLEDもめちゃくちゃ好みだったし)、他にもちょこちょこ見たいアーティストがいたので。

一番楽しかったのはVINCE STAPLES!正直1人参加で待ちの間にやることなくてお酒飲みすぎて頭吹っ飛んでたのだけど、とにかくとにかく楽しかった記憶ばかりがある。
いやーほんとめちゃくちゃ楽しかった(これしか言えない)。単独やってほしいなぁ(HIP HOP DNAのライブは怖くて行ってない)。

HYUKOH→KOHH→VINCE STAPLESのホワイトの流れがよかった。HYUKOHも生で見て想像以上によく、KOHHはほぼ最前でそれこそHigher Brothersを見た時のような熱狂に巻き込まれて楽しかった~。
あとホワイトで言うとBANDA BASSOTTIがみんなでワイワイ盛り上がる開放的な感じで楽しかった!

Stella Donnellyはギリギリに行ったら激コミで全然見れず、周りはみんなスマホ撮ってて微動だにしないし「かわいい~w」とか言ってるし、なんかしっくり来ず。
すごく楽しみにしていたのでがっかりして悲しい気持ちになりながらビール買ってグリーンに歩いて行ったら、じわじわネバヤンが聞こえてきて、それにめちゃくちゃ癒されたのがフジロックっぽくてよかった。

どついたるねん 10/20 キネマ俱楽部

「どついたるねん色々あったけど、どんな感じのライブになるんだろうね…?」とかなんとか言いながら行ったところ、思った以上に普通のライブというか、面白いどついたるねんよりかっこいいどついたるねんを楽しめた。けどやっぱパフォーマンス面白かったし(ワトソンがラグビーのかっこして出てきたの爆笑)、観客の雰囲気もよかったしで大満足だった。
ラミ子とうーちゃんが、林家ペーパーのような、夫婦漫才やってるような、圧倒的ニコイチ感で本当にすごかった(マジで二人の息の合ったパフォーマンスに感動した)。曲もいいし。「あたい見たのさ 夢を見たのさ ちゃんこ屋やる夢 BGMはエミネムだった そこで目が覚めた」って出だしヤバすぎるっしょ。。。

うーちゃんソロの時後ろの方で見てたんだけど、うーちゃんグルーピーみたいな女性たちが歓声を上げており、すごいなーと思った。

グッズ買って応援や~とパーカーを買ったところ、職場で「え、このキャラかわいい~」と評判になった。手触りがよく非常にお気に入り。またかわいいパーカー出して欲しい。
あと大塚マップ買ったけどめちゃくちゃ面白く読みごたえがある。浜くんのエピソードが多く、浜ギャル的にはたまらんグッズだった。ただし紙がすごくタバコ臭い。

Gus Dapperton 11/28 代官山UNIT

めっちゃ楽しかった~~~My Favorite Fishが一度聴いたらすごくしっくりきて気が付いたら口ずさんでて…って感じでハマって今年めっちゃ聞いてたんだけど、ライブもそんなしみる雰囲気でよかった。
GusはUNITの狭いステージでもぐるぐる動き回るし叫ぶし、キーボードの女の子もずーっと踊ってた(MCによると妹さんらしい)。キメキメなダンスではなく自由なゆるめなダンスで、フロアもみんな好き好きに踊ってる感じでよかった。
リラックスした雰囲気と、Gusの強い発散するパワーみたいなのを両方楽しめて、いいライブだったなーと思う。緊張感のあるステージもいいけど、リラックスした雰囲気のステージもいいもんだなと思った。

My Favorite Fishの前のMCで「じゃあ次は、Soft-spoken, chipper and chokingの曲だよ」と言った瞬間場が盛り上がって、あっみんなMy Favorite Fish好きなんだ!とわかったのが嬉しかった。
it hurts my teeth..のところでGusとキーボードの子が顔合わせてイーって歯を見せあって笑ってたのすんごいかわいくてよかった。。本当にキーボードの女の子がかわいくて、動きも表情も超キュートで、かなりドキドキした…。

Stella Donnelly 12/11 Shibuya CLUB QUATTRO

これもまたリラックスした雰囲気のライブでよかった。思った以上にStellaがよくお喋りをしてくれて、英語力不足をしみじみ感じた(これここ数年いつも言ってる)。
前半はギター一本の弾き語りで、後半はバンドセット(フジロックの時もそうだった)。弾き語りでもバンドでも、彼女の歌声に圧倒された。フジロックで見た時より歌声の響きを感じて楽しむことができた。
この日本当に感動したのが、Boys Will Be Boysの前のMCだった。どんな話をしていたか、誤解なく聞き取れている自信はないけれども、だいたい話していたことを書いておく。
「私の友達がひどい目にあって、この曲を書いた。最初はFaceBookで公開して、その数週間後に#MeToo運動が広まっていた。この曲がこんなに多くの人に聞かれるとは思わなかったし、歌の仕事でやっていくともその時は想像していなかった」「女性がひどい目にあった時、その人は絶対に責められるべきじゃない。被害にあった人に、どんなにお酒を飲んだかとか、どんな服を着ていたかとか、どこを歩いていたかとか、そんなことを聞くべきじゃない」
優しい声で、でも強く観客に語り掛ける彼女に感動した。Janelleの時も思ったけど、本当に真摯に語ってくれるんだなぁ~。すごくその言葉が刺さって泣きながらこの曲を聞いた。

アンコールでは「滞在中、カラオケ行く時間がないんだよね。だからここでやるね」みたいなことを言って、メンバーみんなで肩組んでCyndi LauperのTime After Timeを歌ってくれた。観客も合唱していて(私はサビにくるまでどの曲かわからなかったし、歌詞もわからなかった…!)いい雰囲気だった。みんな笑顔でとってもいい空間だった。


2019年行ったライブはどれもこれも楽しくて、盛り上がったり、リラックスした雰囲気の中で気持ちよく踊れたり、いい思い出になった。帰り道にその幸せを反芻して笑顔になるようなライブが多かったかな。

12月頭・晴れ

北参道駅で降りて、少し歩く。
寒いのと、空腹とであまり心にはぐっと来ず。わりと普通の住宅街だなーと思った。

原宿のWORLD BREAKFAST ALLDAYへ。
11月の朝食がポルトガルだったことに11月30日の夜に気付いて悔しがっていたところ、11月30日が土曜日で12月1日が日曜日なので12月1日までポルトガルの朝ごはんが食べられるということがわかった。最終日に駆け込みポルご飯。
今年スペイン・ポルトガル旅行をしたし、ポルトガル家庭料理レシピ本(馬田草織『ポルトガルのごはんとおつまみ』)にハマっていたし、Netflixで腹ぺこフィルのグルメ旅のリスボン回を見た後だったし、ちょうどその時読んでいた玉村豊男『世界の野菜を旅する』にもポルトガルのスープ「カルドヴェルデ」の話が出ていたし…とにかくタイミング的に最高で、行くしかなかった。

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朝食プレートと、ヴィーニョ・ヴェルデエスプレッソ
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カルドヴェルデ

素朴で、わりとざっくりした感じの温かみのある家庭的なポルトガルの朝ご飯。リスボンでご飯を食べながら、なんだか食べていて落ち着くなあ~と感じたことを思い出した。
朝活みたいなハキハキした空気というよりは朝ごはんをゆっくり食べて日常の平穏さを味わうようなのんびりした空気の中、パステル・デ・ナタ(エッグタルト)も食べてくつろいだ。

そのまま歩いて渋谷の丸善へ。
『東大名誉教授と名作・モームの『大佐の奥方』を訳す 英文翻訳術』と『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック』を購入。
最近わりと英語の勉強にハマっているのだけど、その結果日本語に興味を持ってきている。日本語の文法をどう知ればいいのかわからず、日本語教師向けの本を買ってみた。

そこから新大久保駅に行き、歩いて大久保へ行き、こちらで紹介されていたお店へ。 80c.jp f:id:nappyon:20191215151312j:plain

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ワンタンスープと葱油袢麺
素朴なスープに、色とりどりのワンタン。かたや茶色一色の葱油袢麺。ワンタンは体の芯から、なんなら心から温まるような優しい美味しさだったし、葱油袢麺も葱の香りがよくて全く飽きない味だった。新大久保からは少し歩くけどまた行きたい。

12月半ば・晴れ

午前中に病院へ行く。
健康診断の再検査の結果を受け取って、特に問題がなくてほっとする。

図書館で色々と本を借りる(『アジア史概説』、『「環島」ぐるっと台湾一周の旅』『現代中国-複眼で読み解くその政治・経済・文化・歴史』『新宿の迷宮を歩く-300年の歴史探検-』『ソウル案内-韓国のいいものを探して-』『タコス!タコス!タコス!-おいしい楽しいおうちでタコス-』)。
『アジア史概説』は古い本だけど内容の正当性みたいなものはどんなもんなのか、とググったら、千夜千冊の記事があった。「この一書というテキスト体験をステーションとしてみたら、ここから派生するどんな問題にも濃くも薄くも、速くも遅くも自由に飛び乗れるようになるのではないか」と書いてあったので、ひとまずこの本は一読してみようと思った。

1000ya.isis.ne.jp

『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』で結構批判的に書かれていたアジア史の研究者がいなかったっけ…?と思って色々調べたけど見つからず。途中まで図書館で借りて読んで、今は図書館で予約中なので順番が回ってきたら再読して確かめたい。
調べている途中にこのブログ記事を見つけて、このブログいいなと思った。 macroscope.world.coocan.jp

麺処 篠はらでお昼ご飯。

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特製醤油そば 1200円
想像以上に美味しかった。特製にしたからっていうのもあるけど、思ったより具材が多くて食べ応えのあるラーメンだった(もっとシンプルだと思っていた)。鶏肉もしっとりしていてよかった。夫が食べている鯛白湯もとても美味しかったので、次はこっちを食べようかな。
結構しょっぱくてガツンとくるラーメンだった。すぐ食べたくなる気はしないけど、しばらくしたら食べたくなると思う。

珈琲豆 優で豆を買い、夕飯の材料を買って帰った。

ベターホームのお料理教室が楽しい

めちゃくちゃ楽しかったし人生に役立っているので記録する。

++ ベターホームのお料理教室++

同居人(今は夫)と「なんか土日に一緒に教室通おうぜ、そうだ、お料理教室にしよう!」とベターホームに通い始めたのが2018年の11月。
かれこれ1年経ち「お料理入門コース」の上期・下期を完走し、とても楽しく有意義な時間を過ごせたので、記録として書く。

まず、行って良かったこと。

お料理教室に行って良かったこと

計量癖がついた

1人暮らし時代から自炊していたものの、全く計量する習慣がなかった。
しかしベターホームで毎回毎回計量をしっかりするうちに、だんだん癖になってきた。

そして「味がきまる」という感じがなんとなくわかってきた。味見をしながらなんとなく調えた炒め物とカチっと決められた調味をした炒め物は結構違う。
あと、後から味を調節することが難しい煮物については、計量するとしないとでは大違いだった。
(ベターホームで教わったのは、ひじきの煮物と肉じゃが。特に肉じゃがの美味しさには驚いた)

そもそも、計量してて気付いたけど、ちょいちょい調えるよりサッと計って入れた方がずっと楽だし速かった。

火加減や箸の動かし方を直接学べた

この辺って使う道具とか環境によって変わってくるから五感を使って都度判断しなくちゃいけない部分だと思うんだけど、こういうことを直接先生に聞いて学べるのがすごくいい。
「これ中火のつもりなんですけど合ってます?」「ここちょっと風がくるのでこれだとちょっと弱いですね」とか、「箸動かすのこれくらいでいいですかね?」「いや、もっとです!まだ!はい、固まってきたからこれくらいでOK!」とか。
判断基準を学べるから、家で家の道具を使っても学んだレシピを再現できるんだと思う。

使ったことのない食材を使うチャンスになった

最近は家でちょこちょこゆでダコを料理に使うんだけど、ベターホームで使うまでは一回も買ったことがなかった。
さやいんげんとか、セロリとか、ベターホームで初めて使ってその後も使うようになった食材が結構ある。
やっぱり、一度扱ってみるとハードルが下がるし(ゆでダコってこんな感じで切れるんだ~とわかるだけで、買いやすくなると思う)、余った食材の活用法とか保存法も教えてもらえるので買いやすくなる。

パートナーと通うことで、二人の料理スキルが近いものになった

夫と一緒に住み始めた当初は、なんとなく、料理は私担当という感じだった。夫が洗濯担当だったけど、洗濯は二人ともできるし、やや不平等感があった。
たまに料理を作ってくれても、その残った野菜を使って料理をするのは私だったり(ここで献立を考えるのが大変)、夫が料理をしてても色々聞かれてほぼ一緒に作っていたり…。

しかしベターホームに通ってしばらくしてからは、夫の料理スキルが格段に上がり、頻繁に料理してくれるようになった。料理中に何かを質問されることもなくなったし、冷蔵庫に何が残っているのかまで考えて献立を考えてくれる。
晩御飯のことを毎日考える必要がなくなったのは本当に気が楽!
(まぁこれはベターホームが凄いというよりは、単に夫がメシ好き+二人の家事負担を平等にしようとしてくれている、ということが大きいのかもしれない。でも本人も「ベターホームがなければここまで料理はしてない」と言っているので、ベターホームに通ってよかった)

一年間継続できた達成感

自分が熱しやすく冷めやすいタイプなので、途中で飽きちゃうんじゃないかとか、ちゃんと楽しく続けられるのか心配だった。
けど、一年経った今でも月イチの楽しみとしてポジティブに継続できている。 月イチでも何かを続けられたというのが本当に嬉しくて、一年間続けさせてくれてありがとうベターホーム、と感謝している。

他にも色々あるんだけど(新鮮な野菜の見分け方とか料理の保存の仕方とか、色々…)、とりあえずこんなところ。

まぁこの辺りは他のお料理教室と変わらないかもしれない。
ベターホームならではのグッとくる点についても書いておく。

ベターホームのお料理教室について

ベターホームのお料理教室は、消費者教育組織として1963年に発足したベターホーム協会により運営されているという。
普通に通う分には意識しないけど、 基本理念|ベターホーム協会のご案内 を読んでみると、発足当時の時代の空気を感じることができる。

協会が発足した1960年代の日本は、人々の暮らしが大きく変化していった時代でした。家電製品の登場、スーパーマーケットの登場、それまで使ったこともなかった新しい加工食品の登場など、人々がはじめて体験することばかりでした。戦後の復興期を経て、日本中が、大量生産、大量消費の消費文明を謳歌していた時代でした。

そういう世情にあって、いたずらに消費文明に流されていいのだろうか、よく勉強して賢い消費者になろうと、主婦たちの学習集団、つまり消費者教育組織として活動を始めました。50年以上、消費者教育の中でも、とくに「食」の分野に特化した活動を展開してきました。

教室で使われる調理器具とか、コースの副読本とか、ちょっとしたところに今っぽさではなくいい意味での昔っぽさを感じる。オールドスクールって感じ。

net-shop.betterhome.jp

↑教室でよく使う雪平鍋。スタイリッシュさはないけど、どこか懐かしくてかわいい。家庭科の授業っぽい。

とはいえ、会員向けの予約サイトとか会員向けに配られる月々の情報誌はかなり今風で使いやすく読みやすい。
時代に合わせて変わりつつ、昔のままの部分も残している…というのはいいなーと思う。

ベターホームのお料理教室で会う人々

料理を教えてくれるのは"リーダー会員"なる主婦の方々(らしい)。私が教わったのは世話好きなおばちゃんって雰囲気の方が多かった。
お料理番組のように要所要所をしっかりとメリハリ付けて教えてくれる講師の方もいれば、擬音語を多用しつつゆるいおしゃべりみたいな感じで教えてくれる方もいる。
基本的に毎回同じ人なんだけど、たまに振替とかすると違う人になるので「今日はどんな講師の人だろう?」とワクワクしてしまう。みんな個性的。

生徒さんにもいろんな人がいて面白い。
(1テーブル4人、基本的には2人ペアで作業をする。煮込み料理や洗い物はテーブル単位。なので他の生徒さんと共同作業が発生する)
基本的にずっと職場の話をしている同僚らしき二人、講師の方と顔見知りになっていて「入門コースはもう3回目かな?」とか言ってるお料理教室通いが趣味っぽい人、初老の男性、親子…
同じお料理教室に通っているくらいしか共通点がないであろう人たちと共同作業をするというのは、なかなか面白い。
正直結構これがストレスだったりするのだけど(なにせ初対面の人と助け合いながら料理をするので…)、休日の午前中にちょっとしたストレスと達成感を感じ、お昼ご飯を食べるというのはなかなか気持ちがいい。 普段の仕事やプライベートでは会わない人と会えるのもベターホームの楽しみの一つになっている。

入門コースを終えて通い始めた「洋食・中華おかずの基本」も頑張る。早くしゅうまい作りたい~

日常と非日常、7:3くらいで生きたい

日常のこと

  • 家の中で起きること
  • 近場の散歩
  • 通勤といつもの仕事のこと

非日常のこと

  • 行ったことがない場所に行くこと
  • ちょっと気合を入れてどこかに行くこと
  • 人と約束をして会うこと

なんとなくこんな感じ